強直性脊椎骨増殖症(ankylosing spinal hyperostosis)

 頚椎の前方にかなり広範囲に骨化像()がみられます。診断の結果は強直性脊椎骨増殖症です。このまま骨化が進むと、又このままの状態では、嚥下障害など起こる可能性があり手術して取り除かなければならない。

強直性脊椎骨増殖症(ankylosing spinal hyperostosis)

 Forestierらによって強直性脊椎炎や変形性脊椎症から独立して考えられるべき
疾患となった。50歳以上の男性に多い。脊椎とくに胸椎下部から腰椎にかけての
前縦靭帯骨化が広範かつ顕著に起こり、脊柱の前方、側方に蝋をたらし込んだような
厚い骨化像を呈する。血沈の亢進など炎症徴候がない。



参考文献     広畑 和志  寺山 和雄     標準整形外科学 第4版   医学書院