内視鏡的逆行性胆膵管造影
ＥＲＣＰ(endoscopic retrograde cholangio pancreatography）

　 造影用チューブの付属した十二指腸鏡を用いて、十二指腸鏡の直視下でVater乳頭開口部からチューブを挿入し、造影剤を注入、膵管あるいは胆道管を造影する方法である。膵管の造影あるいは胆道管の造影は、チューブ先端の角度を変えることによって行われる。この膵管造影法は選択的血管造影法とともに、膵疾患の診断上、有力な数少ない検査法の一つである。また、この逆行性胆管造影法は各種胆管造影、とくに経皮経肝胆管造影法と共に閉塞性黄疸の診断に役立つ。

Ｘ線画像１：膵管造影	Ｘ線画像２ ：胆管造影
Ｘ線画像３：膵管造影２
	膵管ストレッチ法の挿入困難の胆管造影時に用いられる。膵管にガイドワイヤーを挿入し Vater乳頭の胆管挿入角度を変える方法。