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東邦大学薬学部見本園

 
アーモンド 中央アジア、西南アジアが原産地です。紀元前からヨーロッパ、アジアで栽培されてきた8m程にもなる落葉高木です。葉は卵状披針形で、縁には細かい鋸歯があります。花期は3〜4月、白から淡いピンク色の5弁花を数個つけます。果期は5〜6月、熟すと開裂し、中には倒卵形の種子があります。
当園では、甘みのあるP.amygdalus var. dulcisを植栽しています。
学   名 食用には甘みのあるPrunus amygdalus var. dulcis
薬用には苦味のあるPrunus amygdalus var. amara
科   名 バラ科
生 薬 名 甘扁桃(カンヘントウ)⇒甘みのあるもの。
苦扁桃(クヘントウ)⇒苦味のあるもの。
利 用 部 位 種子⇒完熟したものを採り、果肉と殻を取り除いて日干しにします。
利 用 法 甘扁桃=圧搾して採る甘扁桃油は、鎮咳、去痰薬の乳化剤。
      マッサージオイルの添加剤。
      緩下剤として内服します。
苦扁桃=香料、リキュールに。 
      苦扁桃は青酸配糖体を含んでいるので、生食すると中毒を起こすので注意。
効   能 甘扁桃⇒緩下作用。 苦扁桃⇒水蒸気蒸留で採る苦扁桃水は鎮咳、去痰。
成   分 種子に脂肪油、タンパク質、酵素のエムルシン、他にビタミン類。


 アーモンド 果実 

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