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ディル
南ヨーロッパ、コーカサス、イラン、インドに分布し、古代エジプト、古代イスラエルで栽培されていたことが明らかになっています。日本に渡来したのは、江戸時代初期でイノンド又はウイキョウに姿が似ていることからヒメウイキョウと呼ばれていました。芳香のある一年草で、草丈は60〜90cm、茎は無毛、葉は青緑色の細い糸状の2回3出複葉、花期は夏に黄色い小さな花を多数、枝先に複散形花序につけます。花後稜のある卵形の種実がなります。
学 名 Anethum graveolens 
科 名 セリ科 
生 薬 名 時蘿子(ジラシ)  
利 用 部 位 葉、開花前の花序、種子  
利 用 法 開花前の花序、葉⇒肉・魚料理、サワークリームの香味付けに。
種子⇒ティーに。ピクルス、ビネガー、マリネやポテトサラダの風味付けに。(未熟な緑色の生の種実が一番香りがよい)
効 能 鎮静、鎮痙作用、口臭解消、胃痛の緩和、催乳、駆風。
成 分

カルボン、リモネン、フェランドリン、ベルガプテン、ジラピオール、キサントン配糖体のジラノサイト


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 ディル 花  種子

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東邦大学薬学部付属薬用植物園