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東邦大学薬学部見本園

キツネノカミソリ
有毒
本州、四国、九州、北海道(帰化)及び朝鮮半島、中国に分布する多年草。原野、土手、山麓、日当たりの良い林床などでみかける。鱗茎がある。春に白緑色で線形の葉を出し初夏に枯れる。花は夏、淡黄赤色〜濃黄赤色の散形花序を花茎を先端に付ける。近年、山野草ブームでの乱獲、除草剤などの影響で自生地が無くなってきている。毒成分が多く含まれているので十分に注意し、決して口にしないこと。要注意植物の一つ。
学   名 Lycoris sanguinea 
科   名 ヒガンバナ科
利 用 部 位 全草特に鱗茎
利 用 法 民間ではヒガンバナと同様に外用に使用。5〜6月頃鱗茎を堀り上げ、すりおろして酢又はヒマシ油を加えガーゼなどで包んで足の土踏まずに貼る、また患部に湿布する。
効   能 腎炎や筋膜炎などによるむくみ、肩こり、乳房炎、乳腺炎、体のむくみ、脚気
成   分 リコリン、ベンジルイソキリン型のアルカロイド


キツネノカミソリ  花
 八重咲き キツネノカミソリ

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