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東邦大学薬学部見本園

スカルキャップ 花の形が頭にぴったりするつばのない帽子(スカルキャップ)に似ていることから名付けられました。北アメリカ、バージニア地方に自生する一年草で、茎は直立、上部で分枝する草丈30cm程の草本です。一年草ですから、毎年種を蒔かなくてはなりません。
アメリカ先住民族は毒虫や蛇の咬み傷、狂犬病などの治療薬として古くから使用していました。ヨーロッパには狂犬病の薬として伝わったため「狂犬病のハーブ」と言われていましたが、現在は鎮静効果があり神経を活性化させるミネラルが豊富なことから神経系に効くハーブとされています。「European Journal of Pharmaceutical Sciences」によると、最近の中国の論文では成分のバイカレンが、がんに有効との発表があります。
学   名 Scutellaria lateriflora  
科   名 シソ科
利 用 部 位 地上部
利 用 法 地上部を乾燥させ、刻んで。苦味のあるティーに。
「メディカルハーブ安全性ハンドブック」では、クラス1(適当に使用する場合、安全に摂取することが出来るハーブ)ですが、ジャーマンダーと配合して使用すると肝毒性の原因となると記載されていますのでご注意ください。
効   能 鎮静作用。神経強壮作用があり、不安、神経過敏、ヒステリー、うつ症状などの緩和、不眠症の改善や生理痛やストレスによる筋肉の緊張緩和に用いられます。
タバコやアルコール依存の禁断症状を緩和するといわれています。
成   分 フラボノイド(バイカレン)、苦味質、タンニン、精油


スカルキャップ 種子

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