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東邦大学薬学部見本園

タンジー ヨーロッパ、シベリア、カラフト、朝鮮半島、中国東北部に分布する多年草で、薬用や鑑賞用として栽培されています。茎は直立し1m近くになり、根元から叢生します。葉は2回羽状に深裂し葉縁には鋸歯があり、全草に独特の香りがします。花期は5〜9月で、茎頂に枝分かれした花柄を数個だし、黄色の扁平な頭頂花を散房花序に密生します。花は管状根は太く四方八方に広がります。日本には明治12年には渡来していました。和名はヨモギギクといいます。日本には北海道に自生する近縁種のエゾヨモギギクT.vulgareあります。ヨモギギクと形態はよく似ています。ヨモギギクの葉の裂片の数がエゾヨモギギクより少ない程度の違いです。
学   名 Tanacetum vulgare 
科   名 キク科
利 用 部 位 全草(樟脳に似た芳香があります)⇒開花時に根元近くで切り取り、日干しします。
効   能 寄生虫駆除、健胃、食欲増進、通経。
外用として⇒打ち身、リウマチ、静脈瘤等のハップに。
葉⇒カスタードプリンやケーキにごく少量用います。
茎葉⇒アリ除けに小口に置きます。乾燥してサシェにし、衣類の虫除けに。
成   分 精油成分⇒β-ツヨン、ボルネオール、タンニン、苦味質のタナセチン。


タンジー

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