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東邦大学薬学部見本園

ケイガイ
原産地は中国北部、朝鮮半島に分布する一年生草本です。日本ではよく使われる薬として僅かに栽培されています。茎は四角で直立に伸び、草丈は60〜80cm程、灰白色の柔毛で覆われて、強い香気があります。茎の上部ではよく分枝し、対生の葉は4〜10cm程で3裂し、表裏に短毛があります。花期は初夏で、茎の上部に3〜15cm程の輪散花序に、淡紅色の唇形花をつけます。痩果は7〜9月に成熟します。名前の由来は中国名の荊芥を日本語読みにして。英名はJapanese Catnipといいます。
学   名 Schizonepeta tenuifolia 
科   名 シソ科
生 薬 名 荊芥(ケイガイ)、荊芥穂(ケイガイホ)
漢   方 漢方では皮膚疾患、消炎、排膿などに処方され、13の処方に配合されています。
利 用 部 位 全草 花穂⇒花が咲ききらないうちに花穂を採り、風通しのよい日陰で乾燥させます。
利 用 法 漢方では、生薬の荊芥を単味で使用することはありません。
単味で使用する場合は、1日量茶匙1杯を茶こしで漉して服用します。
効   能 発汗、解熱、解毒
成   分 メントン、リモネンなど。


ケイガイ 荊芥

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