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東邦大学薬学部見本園

キク
中国原産です。北方のチョウセンノギクと南方のシマカンギクの交雑したものといわれ、日本には奈良時代初期、平安時代に入ったと諸説がありますが、文献に現れるのは平安時代の「古今集」からです。頭花だけを摘み乾燥させたものを中国ではキクカ(菊花)といって用いられています。
学   名 Chrysanthemum morifolium 
科   名 キク科
生 薬 名 菊花(キクカ)
漢   方 降圧作用、消炎、利尿作用、解夏、目の充血などに用いられてきました。
利 用 部 位 頭花
利 用 法 菊花茶⇒菊花を1日量5~10gに200㎖の水で沸騰させ、冷ましたものを2、3回に分けて飲用します。熱湯を注ぐ場合は、蓋をして5分ほど蒸らしてから飲用します。
食用⇒苦味の少ないシマカンギクの新芽は茹でてお浸し、ゴマ和えや天ぷらに。
効   能 解熱、解毒、鎮痛、消炎作用があり、感冒、発熱、悪寒、頭痛に用いられます。
また目の充血・かすみ目などの種々の眼性疾患に用い、目を明らかにします。肝臓を賦活し眼精疲労に用いられています。
成   分 頭花にアデニン、コリン、アピゲニングルコサイド、フルクトース、グルコース、スクロース


キク 菊花キクカ

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