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東邦大学薬学部見本園

オオグルマ ヨーロッパから、北部アジアで原産です。日本には明治時代に渡来し、鑑賞用に栽培される大型の多年草とされていますが、しかし享保年間に著された松岡玄達著『用薬須知』には、「・・・乏しきと時通用すべし。和名をオオグルマ、また大モッコウと云う・・・」とあることから、当時でも各所で栽培されていたと思われます。草丈は1〜2m程、全体に柔毛が密生しています。葉は大きく鋭尖形頭で縁には不整の鋸歯があり、葉の基部は茎を半抱茎しています。花期は5〜7月、茎の頂きに鮮やかな黄色の頭花を散房花序につけます。ハーブでは、エレカンペーン(Elecampane)と呼びギリシャ・ローマ時代には最も重要なハーブとして用いられていました。古くは強壮薬、皮膚疾患、ハンセン病、神経痛、肝臓病などに用いられていましたが、今日では呼吸器疾患だけに限られています。中国では近縁種のオグルマ (Inula jyaponica) を旋覆花(センプクカ)として健胃、去痰、消炎などに用いられています。
学   名 Inula helenium 
科   名 キク科
生 薬 名 土木香(ドモッコウ)
利 用 部 位
利 用 法 土木香⇒初冬に掘りあげ、水洗い後、輪切りにして陰干しします。
生の根⇒生の根はバナナの香りにやや似ていて、食用に(きんぴら風に、スープに入れて)。
効   能 ヨーロッパでは民間薬として、発汗、去痰、利尿に用いますが、日本では製薬会社が薬を飲みやすくするため、賦香料として用いています。
成   分 根茎に糖類、精油のアラントラクトン、苦味成分(アズレンなど)イヌリン、ステロール


オオグルマ

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