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東邦大学薬学部見本園

チョロギ 中国原産の多年草で、江戸時代に日本に導入され、塊茎を食用とするため栽培されています。草丈は60cm前後で、初秋に薄紅紫の唇形の花をつけます。塊茎は両端が細く数珠状にくびれて長さ2〜3pほどの巻き貝のような形をしています。塊茎は、秋に採取して塩漬けにしたり茹でたりして用います。酢漬けにして紅く染めたものが、おせち料理の黒豆の彩りに添えられています。茹でると百合根に大変よく似た食感となります。天ぷら、吸い物等にも使われ、フランス料理では近縁種のベトニー(カッコウチョロギ)がクリーム煮やサラダとしても使われています。調理法によっては多様に使える食材です。
学   名 Stachys siebolidii
科   名 シソ科
利 用 部 位 塊茎⇒秋に根茎の部分を採取し、水洗いして生のまま使います。
利 用 法 食用⇒生のまま梅酢漬けに。
打撲には生の塊茎を細かく砕いて患部に貼ります。
効   能 風邪、咳止め、打撲
成   分 塊茎には糖質のスタキオースを多く含有しており、体内でブドウ糖に分解します。



新芽

成株


塊茎

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