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東邦大学薬学部見本園

ウコン
インド原産の多年草で、熱帯アジア、中国南部、台湾で栽培される多年草です。日本には江戸時代に渡来したといわれ、沖縄や九州南部の暖地で栽培されています。芳香のある太い主根茎から数本の側根茎を互生し、葉は長い葉柄があり、草丈は50〜50cmになる多年草です。開花時期は7〜8月で、黄みがかった花をつけます。
近縁種には5〜6月にピンクの花が咲く、草丈が1mほどになる大型のハルウコンC.aromaticaがあります。日本では7月〜8月に花が咲くC.longaを鬱金(ウコン)、5〜6月に花が咲くハルウコンC.aromaticaを姜黄(キョウオウ)といいます。
中国では、根茎の生薬名を姜黄と称しているので、日本での植物名と生薬名が入れ違っているので、注意が必要です。
生薬では近縁種の莪朮(ガジュツ)を用います。
学   名 Curcuma longa 
科   名 ショウガ科
生 薬 名 C.longa⇒鬱金(ウコン)、姜黄(キョウオウ) C.aromatica⇒姜黄(キョウオウ)、鬱金(ウコン)
漢   方 鬱金(ウコン)、姜黄(キョウオウ
利 用 部 位 根茎
利 用 法 カレー粉、マスタード、タクアンなどの色付けに。
効   能 黄色の色素成分クルクミンには肝機能向上、胆汁の分泌を促し活性化させコレステロール低減。
成   分 黄色色素クルクミン、精油成分のツルメロン、ジヒドロツルメロン、ジンギベレン


C. longa

ウコン


C.zedoaria

ガジュツ


 C.aromatica

キョウオウ

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