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アメリカ
キササゲ
北米南部原産の樹高は6〜18mになる落葉高木です。日本には明治末期に渡来し庭木として栽培されています。葉には長い柄があり、卵形または卵心形で、全縁か浅く三裂します。花期は6〜7月、白色に濃紫色の筋の入った釣り鐘型の花を枝端に、総状花序につけます。果実は30cmほどの長さがあり、下垂します。近縁種のキササゲとの違いは花色が白く、花が大きいことで区別できます。キササゲのほうが花数は多くつきますアメリカキササゲが発散する香気は有害であるといわれていましたが、この香気には僅かな鎮静作用があり、小児の喘息に有効といわれています根は有毒なので薬用にはされていません。
学   名 Catalpa bignonioides 
科   名 ノウゼンカズラ科
利 用 部 位 葉、樹皮。果実⇒成熟したものを採取し、水洗い後日干しにします。
効   能 解熱、鎮静、緩下剤に⇒樹皮、果実を水で煎じて服用します。
結膜炎、トラコーマに⇒果実の蒸留液を点眼します。
成   分 樹皮、果実⇒カタルピン、p-オキシ安息香酸、イリドイド、フラボン、タンニン


 花 果実

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東邦大学薬学部付属薬用植物園