スウェーデン大使館

★★

ミカエル・グラニット(1991)

敷地内で勝手に三脚立てて写真撮ってたら叱られました。そりゃまあ、そうでしょう。どうもすみません。アメリカやイスラエルの大使館だったら、即刻射殺されていたかもしれませんね。

作者のグラニットという人は、スウェーデンの人だそうです。この形状といい色彩といい、日本にこれと似たものは、他にまずないでしょう。非常にユニークだと思います。色は写真では十分に再現できていないかもしれません。かなり鮮やかで、美しいのです。

裏側は居住エリアになっているようです。表がゆるやかな曲線美を示すのに対して、裏は立方体を段状に積み重ねたようなぎざぎざの形状で、その趣の対比がたいへんおもしろいと思います。残念ながら、裏は東向きなので午後に行くと完全に逆光になります。いつになったらお見せできますことか。

たぶん、この一個の建物の中に、大使館オフィスと大使館員の宿舎が全部入っているんだと思います。住居くらい、各自で都内に借りて住めばいいでしょうに、なんでわざわざそんな、ゲットーみたいな暮らしをするんですかね。文化交流って、各人がまず街に出るところから始まるんじゃないんですか。

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