骨巨細胞腫 |
【骨巨細胞腫】 |
大腿骨遠位部やけい骨近位部などに好発する。良性骨腫瘍に分類されているが、掻爬後に再発することも少なくない。 稀に肺転移も見られる。骨端線閉鎖後の成人(20〜30歳代)に多く、長管骨では骨端から骨幹端にかけて見られる。 |
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腫瘍の境界は明瞭なことが多いが、辺縁硬化像は見られない。多房性の骨溶解像(soap bubble appearance) が特徴的である。(矢印)骨皮質が完全に消失することは稀で、腫瘍の周囲に骨殻(bony-shell)が見られる。骨膜反応は見られない。 |
【画像A】 |
右大腿骨遠位端から骨端内部に骨破壊性病変が認められ、生検による病理学組織診断は、骨巨細胞腫であった。(矢印) |
【画像B】 |
右ひ骨、右腸骨より採骨した自家骨と人工のアパタイトで掻爬部を再建した。 |
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画像@ | 画像A | 画像B |
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