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このサイトは,「学校で保健指導に貢献できる学校薬剤師を教育するための専門プログラムの開発」(JSPS科研費 基盤研究(C)JP22K03010)の研究成果・情報発信のために用います.

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「学校で保健指導に貢献できる学校薬剤師を教育するための調査研究」

(東邦大学薬学部生命倫理委員会承認番号Y-2022-001)

【研究期間】2022(令和4)年5月12日  ~ 2025(令和7)年3月31日の3年間 記載の研究期間終了後も継続する場合は,研究期間延長の申請を行う予定です.

【研究の概要】学校薬剤師(学薬)は環境衛生検査や医薬品等の管理指導に従事してきました.2009年度以降は,職務執行の準則の中に健康相談や保健指導に従事することが加わっています.しかし,基本的に個人で活動しているため,学校現場の健康保健教育に関わる要望を集約するシステムがありません.そこで本研究は,まず学校保健の要望のうち学校薬剤師が解決可能な課題を調査します.次に生徒児童および学校教職員を対象とした学校保健に役立ち,どの学校薬剤師も利用可能な,プレゼンテーション資料と教材の作成を行います.そして学校薬剤師の教育方法を研究・開発し,学校保健に還元します.

【研究の意義】我が国独自の制度である学校薬剤師は,大学を除くすべての学校に1名ずつ委任委嘱され,定期的に環境検査や衛生検査を行っています.学校薬剤師に求められる職務内容は時代とともに変わり,2009年以降は,くすり教育,さらに健康相談や保健指導にも従事するよう求められ,2012年度から中学校保健体育では「くすり教育」(医薬品の正しい使い方)が学習内容に加わりました.しかし,学校薬剤師は基本的に個人で活動しているため学校現場の保健健康教育に関わる要望を集約するシステムが無く,薬剤師会等でも十分な対応ができていません.そこで本研究は,本学教員が兼務している千葉県船橋学校薬剤師会と連携して,学校現場の要望のうち学校薬剤師が解決可能な課題を調査し,生徒児童および学校教職員を対象とした教育に役立つ,学校薬剤師の教育方法を研究・開発すること,学校医,学校歯科医,特に養護教諭と担任教諭との連携体制を構築すること,学校薬剤師を教育し学校現場に還元することができるプログラム開発,教育ツール開発を目的とするものです.

【研究の目的】本研究は,どの学校薬剤師も使用可能な教育資材(ツール)の開発を目的とするものです.既存のツールは保健体育の「くすり教育」に対応するための「くすりの適正使用」「セルフメディケーション」「薬物乱用防止」といった くすり を中心としたものであり,提供されてきたツールも主役は「くすり」でした.本研究の主役は学校保健であり,児童生徒と保護者,学校教職員,およびこれらと関わる学校薬剤師にあります.
まず,「学校保健に関する困りごと調査」を行いました.これは,学校薬剤師に参画して欲しい,学校現場で困っている学校保健に関する事項を調査するものです.結果を解析することで学校でのニーズを把握し,その課題について学校薬剤師が利用可能なツールを開発していきます.学校現場が求める健康教育を共に行います. 学校薬剤師は,決められた環境調査や検査といった作業のみを行うことで最低限の職責を務めることが可能ですが,現在,学校薬剤師は健康相談や保健指導にも従事するよう求められています.しかし,個々の経験と努力のみですべての学校薬剤師が対応することは不可能で,学校のニーズの把握と,それに学校薬剤師が対応するための研究体制が必要です.
まず現場のニーズを調査したうえで,学校薬剤師を教育するプログラム開発,ツール開発を行います.

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【ふなばし学校保健&学校薬剤師研究会】
  • 研究責任者 清水真紀(東邦大学薬学部)
  • 研究分担者 五郎丸美智子(東邦大学薬学部)
  • 研究協力者 今井美子(船橋市教育委員会非常勤講師 養護教諭)

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    Komazaki, Ari