カイケイ
ジオウ
局 |
中国の河南、山東、遼寧、四川各省等、内モンゴル地方に分布し、山地、荒れ地に生える多年草です。中国河南省の懐慶の品種が伝わったのが名前の由来です。草丈は15〜60cm、茎は直立し一本が根元で少数分枝します。根生葉は叢生、5〜15cmの長楕円形で、鈍歯牙縁です。花期は6〜7月、茎頂に淡紅色の筒状花を総状花序に横向きにまばらにつけます。根茎は横に這い、肥厚し紡錘形です。全体に灰白色の軟毛を密生しています。近縁種のアカヤジオウR. glutinosa var. purpurea も生薬の地黄として同じように用いられています。 |
学 名 |
Rehmannia glutinosa var. hueichingensis |
科 名 |
ジオウ科 |
生 薬 名 |
地黄(ジオウ) |
漢 方 |
地黄湯 |
利 用 部 位 |
根茎⇒調整の方法によって次のように分けられています。
- 晩秋に掘り採って日陰の砂地に埋めて保存したものを「生地黄(ショウジオウ)」
- 堀採って直ちに日干しにしたものを「乾地黄(カンジオウ)」
- 生地黄を堀りあげてから、蒸した後乾燥させたものを「熟地黄(ジュクジオウ)」
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利 用 法 |
補血、強壮、解熱⇒一日量5〜10gを500〜600ccの水で煎じて服用します。 |
効 能 |
補血、強壮、解熱薬として貧血、吐血、月経不順、胎動不安などに用いられます。 |
成 分 |
根茎にシトステロール、カタルポール、マンニトール、カンペステロール等を含みます。 |