ご挨拶

第28回日本循環薬理学会開催にあたって

この度、第28回日本循環薬理学会学術集会を、2018年12月7日(金)に大田区産業プラザPiO(http://www.pio-ota.net/facilities-index/)において開催させて頂くことになりました。
 日本循環薬理学会は1991年に日本循環薬理研究会として発足し、1998年に学会へと発展しております。その名の通り、循環薬理学を志す、様々なバックグラウンドを持つ研究者・学生が、最新の情報を発表し、討論を行うことによって、循環薬理学研究の発展に資することを目的としております。このような伝統ある学会のお世話をさせていただくことを大変光栄に思っております。
 第28回日本循環薬理学会学術集会では、今日国際空港として拡充しつつある近隣の羽田空港になぞらえ、知識集積と臨床応用のハブ空港でありたいと「連結と飛翔」というテーマを掲げました。特別講演において、東京大学医学部附属病院薬剤部試験研究室/臨床薬物動態学教室の鈴木洋史教授に、生体分子の機能が集積・統合されたシステムとして生体を理解し次世代の創薬手法を確立することを目的とした「システム薬理学」をご紹介いただきます。シンポジウムでは、香川大学医学部医学系研究科循環器・腎臓・脳卒中内科学の南野哲男教授他に「抗腫瘍療法における心血管毒性; Cardio-oncology」に関する話題をご提供いただく予定です。また前日に市民向けの公開講座として、「心肺蘇生法の講義と実習」を計画しております。例年通り、一般演題を50題、若手研究者の育成を図るYoung Investigator Award (YIA)を募る演題を10題予定しております。多くの方のご参集を期待しております。
 会場の大田区産業プラザPiOは京浜急行京急蒲田駅から徒歩3分です。京急蒲田駅は交通の要所であり品川駅から6分、羽田空港国内線ターミナル駅から8分の好立地条件です。是非、第28回日本循環薬理学会に奮ってご参加ください。スタッフ一同、皆様にお会いできることを楽しみにしております。

第28回日本循環薬理学会

当番幹事 杉山 篤
東邦大学 医学部 薬理学講座 教授

2017年10月吉日