バスケットカテーテルによる胆管結石の除去
| エコー上、総胆管内にφ10mm前後のmassをみる。 ERCP*1を施行したところ、総胆管内に腹部エコーと一致した胆管結石(Photo-1)が認められた。 EST*2を施行し、バルーンカテーテル(Photo-2)及びバスケットカテーテル(Photo-3)で排石(Photo-4)を行った。 |
(Photo-1)胆管結石 |
(Photo-2)バルーンカテーテル |
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(Photo-3)バスケットカテーテル |
(Photo-4)除去後 |
| *1 EST(Endoscopic Sphincterotomy) 内視鏡的乳頭活約筋切開術 |
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総胆管結石を除去するため石が大きすぎてファーター乳頭から取り出すのが困難な場合 |
| *2 ERCP(Endoscopic Rerograde Cholangio Pancreatogaphy) 内視鏡的逆行性胆管膵管造影 |
| 内視鏡(側視鏡)を経口的に挿入しファーター乳頭開口部を見つけ膵管、胆管を造影する。 膵管については後腹膜臓器である為、診断の困難な臓器です。 通常は超音波(US)やCTが検査法として選ばれますが、特に膵炎、(小)膵癌のような精密 な診断はERCPが実施される。 胆管については、胆道結石、胆管癌、胆石症、胆道の形態異常の診断に適応される。 |
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検査方法 |
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