ご挨拶

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 この度、第41回生体膜と薬物の相互作用シンポジウムを、令和元年10月18日(金)、19日(土)に東邦大学薬学部、習志野キャンパスにて開催することとなりました。平成最後の4月1日に新たな元号が発表され、記念すべき令和元年に実行委員長を務めさせて頂くことは幸甚の至りです。
 本シンポジウムでは薬学会が主催する多くのシンポジウムの中で最も長い歴史を持ち、今年で41回目の開催となります。本シンポジウムは、1976年に物理化学系の研究者、小畠陽之助先生(北海道大学)、中垣正幸先生(京都大学)を中心に組織され、当初、1年おきに開催されておりました。今では、毎年「生体膜と薬物の相互作用」をキーワードとして幅広い分野の研究者が集まり討論を行う、有意義なシンポジウムの一つに発展しております。
 今回のシンポジウムでは、当シンポジウムを牽引してきましたトランスポーター研究領域において、著名な功績を残された Vadivel Ganapathy 教授(Texas Tech University)および David E Smith 教授(University of Michigan)を招聘し、特別講演を企画しております。また、トランスポーター領域および薬物送達(DDS)領域から2つのミニシンポジウムも企画しております。トランスポーター、受容体、チャネル、酵素に関する機能解明および、それら膜タンパク質をターゲットとした疾病の治療・創薬を目指した研究成果発表と討論を行っていただくよう企画しておりますので、演題の申し込み宜しくお願い致します。一般講演は従来通りの口頭発表に加えて、より密に討論できるようポスター発表も設けました。是非、多くの研究者にご参加頂き、活発な討論をお願い致します。
 千葉での開催は、今回が初めてになっております。サイエンスはもちろんですが、ぜひこの機会に千葉の自然(チバニアン、鋸山、海ほたる)、海の幸や山の幸、エンターテイメントパークを満喫し、研究への活力を養って頂ければと思っております。千葉にて多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

第41回 生体膜と薬物の相互作用シンポジウム 
実行委員長 宮内 正二