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東邦大学薬学部見本園

アグリモニー アフガニスタンからヨーロッパに分布する多年草です。和名はセイヨウキンミズヒキといいます。草丈は40〜1mほど、葉は不整羽状全裂で粗毛を密生しています。花期は7〜10月、黄色の小さな花を茎の上部に総状花序につけます。結実すると萼が大きくなり、鈎棘のある長さ7mm程の果実となります。在来種のキンミズヒキAgrimonia pilosa と大変よく似ていており、最近ではその交雑種が多くなっている所為か、見分けるのは大変困難です。
学   名 Agrimonia eupatoria 
科   名 バラ科
利 用 部 位 葉、全草⇒開花の頃、葉と花を採り陰干しします。
利 用 法 浸剤⇒乳幼児(授乳時は母親が飲みます)や小児の下痢に。外傷や腫れ物、湿疹の洗浄、うがい剤に。
チンキ剤⇒膀胱炎、尿路感染症、気管支炎。
ハップ⇒葉のハップは片頭痛に。
効   能 収斂、利尿、止血、組織治療、胆汁分泌促進。収斂作用があるので便秘の時は使用しないでください。
成   分 タンニン、フラボノイド、シリカ、精油、苦味成分、ミネラル、ビタミンB,K 


 アグリモニー 花  結実

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