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バーベイン
和名は、クマツヅラで、別名をバベンソウといいます。
アジア、ヨーロッパ、北アフリカの温帯から熱帯に分布し、日本では北海道以外の地域で普通に野や道端に生えています。西洋でも民間薬として昔から使われていたため、リンネは学名に「薬用の」という意味を持つofficinalisをつけました。草丈は60〜80cm、茎は直立し上部ではよく分枝します。根本の葉は深裂し、上部では全縁で、夏に薄紫色の小さな花を細い穂状花序にたくさんつけます。花は下の方から咲き上がり開花期間の間に花穂は伸びて30cmほどになります。耐寒性の多年草です。古代には“聖なるハーブ”として、清め、祭礼に用いられてきました。
学 名 Verbena officinalis 
科 名 クマツヅラ科  
生 薬 名 馬鞭草(バベンソウ)
利 用 部 位 地上部の全草⇒開花期に全草を刈り取り、水洗い後日干しします。 
利 用 法 地上部の煎液⇒乾燥した全草を1日量6〜10gを水200ccで半量になるまで煎じて、1日3回に分けて服用します。
生葉の絞り汁又は煎液⇒10〜20gを水400ccで半量まで煎じて外用に。
効 能 煎液⇒黄疸、下痢、利尿、通経、月経時の痛みに。
葉の煎液⇒ヘアトニックや点眼剤に。
外用⇒皮膚病、腫れ物にハップします。 
成 分 配糖体のベルベナリン、ベルベニン、β−カロチン   


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 バーベイン 花 

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