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東邦大学薬学部見本園

エルダー ヨーロッパの温帯に自生する落葉小高木です。和名は在来種のニワトコに対して、セイヨウニワトコといいます。茎には太い随があり、葉は対生、奇数羽状複葉です。花は枝先に白い小さな花を集散散房花序につけ、ほんのりと甘い香りがします。未熟な果実は赤ですが、熟すと黒くなります。ニワトコは熟しても黒くなりません。ニワトコよりエルダーの方が全体に大きめです。
ヨーロッパでは健康に役立つ用途がいろいろあることから「田舎の薬箱」と呼ばれています。
学   名 Sambucus nigra 
科   名 レンプクソウ科
利 用 部 位 花、葉、枝
利 用 法 花⇒風邪、花粉症、咽頭炎、関節炎の治療に。緩下剤に。
葉⇒打ち身や捻挫に外用します。
枝は骨折の添え木に。
花・果実⇒ワインの原料、ジャムなどに。
効   能 インフルエンザ、風邪、咳、花粉症に有用とされています。
成   分 トリテルペン、フラボノイド、ペクチン等
果実は糖類、有機酸、微ビタミンC、フラボノイド等
葉は青酸配糖体、ビタミン類


 エルダー 果実

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