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東邦大学薬学部見本園

ゲンチアナ ヨーロッパから小アジアに分布し、薬用に栽培される草丈は1〜2mにもなる大型の多年草です。茎は直立して分枝しません。花期は7〜8月、葉腋に濃い黄色の花を数個、輪散花序につけます。日本では北海道で多少栽培されるようになりましたが、ほとんどはスペインから輸入されています。名の由来は、紀元前2世紀ごろの古代イリリアの王ゲンティウス(Gentius)が薬効を発見したと伝えられることからGentianaという属名が生まれたともいわれています。
学   名 Gentiana lutea 
科   名 リンドウ科
生 薬 名 ゲンチアナ、ゲンチアナ末
漢   方 伝統的な漢方方剤では用いられませんが、生薬と西洋薬とを組み合わせて食欲不振、消化不良に配合剤として用いられています。
利 用 部 位 根、根茎⇒多少発酵させて乾燥します。
利 用 法 健胃⇒根を粉末にしてオブラートに包まないで、食後直ぐに0.5g程を服用します。
効   能 苦味健胃薬の代表的生薬で、消化機能低下や慢性胃炎などに用いられています。
成   分 苦味配糖体のゲンチオピクキサントン、その他スペルアマリン、アマロゲンチン。
キサントン配糖体のゲンチシン、イソゲンチシン、ゲンチジン酸等。


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