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ゲットウ | 九州南部大隅半島から沖縄の海岸に近い山野に自生し、台湾、インド、マレーシアまで分布する大型の常緑年草です。古い時代に中国南部か台湾から渡来した植物とも言われています。高さ2m近く伸び、葉は40〜70cmにもなります。花は5〜7月頃、黄白色に紅色のぼかした線状が入った大きい花をつけます。果実は刮ハとなり、2cm程の卵球形で赤く熟します。 類似の植物にはクマタケラン、アオノクマタケランがあります。 |
学 名 | Alpinia speciosa |
科 名 | ショウガ科 |
生 薬 名 | 白手伊豆縮砂(シロテイズシュクシャ)、大草ずく(ダイソウズク) |
漢 方 | 漢名=月桃ゲットウ |
利 用 部 位 | 種子 |
利 用 法 | 種子⇒日干しにして保存。必要時粉末にして服用。 根茎⇒掘りあげた太い根茎の切り口を火に炙って切り口が温かいうちに幹部に塗りつける。 |
効 能 | 抗菌作用、防虫作用、去痰作用、消臭作用、健胃作用など。主に気管支炎や鼻炎、痰、消化不良、虫刺されといった症状に対してその改善目的で使われています。内用では、種子を乾燥させたものを煎じて飲用され、外用では、ゲットウを切った際に出てくる液汁を患部に直接塗布されます。 |
成 分 | 葉⇒α-テルピネオールと1,8-シネオール 根⇒ジヒドロ-5,6-デヒドロカワイン 種子の精油⇒パルミチン酸、ピネン、シオネール、αカリオフェレン、セスキテルペンアルコール |
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東邦大学薬学部付属薬用植物園 |