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キウイ | 原産地は中国から台湾に広く分布している雌雄異株の蔓性落葉木本です。別英はシマサルナシでオニサルナシともいわれます。20世紀初め、中国から種子がニュージーランドへ導入され、品種改良によりシマサルナシより大型の果実が作り出されたのがキウイです。蔓の長さは5~8mになります。葉は大きい円形か楕円形で、葉裏には白い綿毛があります。花期は5月、小さめの雄花は淡褐色、雌花は3~4cmの大きい白い花をつけます。果実は卵形や円形で、褐色の毛が密生しています。キウイは雄株と雌株を同じ畑に植えなくては結実しません。近年雌雄同株の品種も出来てきました。収穫は11月中旬から12月に収穫しますが、キウイは樹上では熟しにくいので、収穫後に追熟させ、果肉はきれいな緑色になれば食べ頃です。日本へは1964年、初めて輸入されてから輸入は10倍以上も増えています。国内での栽培は1970年代になってからで1975年から全国的に広まりました。近縁種にはサルナシActinida arguta、マタタビActinida polygamaがあります。名前の由来は果実の色や形がニュージーランドに生息する、翼のない鳥、キーウィ(Kiwi)によく似ていることから名付けられたといわれています。 一方「kiwi」は“ニュージーランド人の”という意味の形容詞で、従って“ニュージーランド人のフルーツ”ではないかという説もあるようです。 |
学 名 | Actinidia deliciosa あるいは Actinidia chinensis |
科 名 | マタタビ科 |
生 薬 名 | 獼猴桃(ビコウトウ)⇒枝葉。7分ほど熟した果実を採取して、5mmほどの輪切りにして天日で乾燥させたもの。 |
利 用 部 位 | 枝葉、果実 |
利 用 法 | 生食、ジャム、色々な料理に。 家庭で追熟させるには、ビニール袋に入れ20℃以下であれば、室温に置いておくだけで充分です。 急ぐ場合はリンゴやバナナを一緒に入れておくと追熟が進みます。 |
効 能 | 健康増進に⇒ビタミンCを多く含み、カリウムは体内の塩分や塩化カリウムを分解して体外へ排泄する作用があります。 中国では、利尿、止血、食欲不振に用いられているそうです。 |
成 分 | ビタミンC、タンパク質分解酵素を多く含有。その他にアクチニジン、カロチノイドなど。 |
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東邦大学薬学部付属薬用植物園 |