ローマン
カモマイル |
別名をペレニアルカモマイルと呼ばれる芳香のある多年草です。草丈は15〜30cmで、茎は横臥して拡がり、全草には灰緑色の毛があり、葉は2回羽状複葉で、頭状花はジャーマンカモマイルとよく似ています。古代ギリシャ時代から薬用として用いられてきたもっとも古いハーブの一つです。日本には江戸幕府がオランダから取り寄せましたが、その後はあまり栽培されませんでした。本種はジャーマンカモマイルと形態、成分とも大変よく似ていますが分類上は別の属で、相違しているのは、花床は空洞が無くリンゴの香りがすることで区別されます。仲間には園芸種のダブルフラワードカモマイルC.nobile`Flore-Pleno'と花の咲かないローンカモマイルC.nobile`Treneague'があります。 |
学 名 |
Chamaemelum nobile |
科 名 |
キク科 カミツレモドキ属 |
利 用 部 位 |
開花直後の頭花、地上部 |
利 用 法 |
頭花⇒薬用、ティー。 葉⇒ポプリ。 全草⇒コンパニオンプランツとして他の植物と混植
ローンカモマイルはグランドカバーに。 |
効 能 |
抗炎症、抗けいれん、鎮静作用。 不眠、不安、ストレスには夜にティーを。 |
成 分 |
揮発成分(アズレンなど)、フラボノイド、ルチン、クマリン、タンニンなど。 |