| TOP | 見本園 |  ハーブ園 | 薬木園 |八千代薬草園中毒事例 | 用語解説  |

ティーツリー無残
20日の暴風で、ティーツリーが裂けてしまいました。満開まで、もう少しだったので、残念でなりません。
裂け口を見て、表皮は薄い皮が幾重にもなっていて、芯部は外径の60%ほどなのがわかりました。これでは枝の重さに耐えられなかったのでしょう。 原産地のオーストラリアでは山火事が度々ありますが、ティーツリーは周りの表皮は焼けても、芯部までは焼けずに残るのではないかとさえ思えます。同じフトモモ科のブラシノキは山火事に遭って初めて種子が弾け、次の世代を残すそうですから、ティーツリーも何か生き残り作戦を周到にしているのかもしれません。
折角ですから、繁った枝葉は切り取り、水蒸気蒸留で精油を採ることにします。


ポッキリと折れた無残な姿 しかし、半分ほどは残っています
幹の切り口 表皮は薄いのが幾重にも重なっています


元のページへ戻る

 |  TOP  |  見本園 |  ハーブ園  |  薬木園  | 八千代薬草園 |  中毒事例  |  用語解説  |


東邦大学薬学部付属薬用植物園