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東邦大学薬学部見本園

アシタバ 千葉、神奈川、伊豆、伊豆七島、本州南部の海岸砂地に生える強壮な多年草です。草丈は1m程に伸び、葉は厚くて柔らかく、大きく2回羽状複葉に出ます。根茎は長く肥厚し、茎は直立し上部ではよく分枝します。花期は7〜9月で、淡黄白色の小さな花が、茎の頂に複散形花序につき、秋遅く楕円扁平形の果実を結ぶと、その株は枯死します。朝摘んで翌朝にはもう新しい芽が出ているから明日葉といわれますが、そこまでの生長力はありません。実生、株分けで容易に栽培できます。別名を八丈草(ハチジョウソウ)といいます。
学   名 Angelica keiskei 
科   名 セリ科
生 薬 名 鹹草(カンソウ)
利 用 部 位
利 用 法 なるべく若芽か若い葉を採取し、水洗い後、手でちぎって3日程日干しにした後、陰干しして乾燥させ保存。若い葉は茹でてお浸しや和え物、天ぷらに。ジューサーにかけて青汁を作り飲用しても良い(1日100ccを限度に)。野菜としてばかりでなくアイスクリームや蒟蒻等の多様な食品に加工されています。
効   能 茎、葉⇒利尿、緩下、毛細血管強化作用があり、利尿、高血圧予防に。
成   分 茎、葉⇒イソクエルチトリン(切ったとき出る黄色い汁の成分)、ルテオリンなどの配糖体
根⇒アンゲリカ酸、ベルガプテン


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 アシタバ 花  種子

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