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東邦大学薬学部見本園

オオハンゴンソウ 北アメリカ原産の大型の多年生草本です。根株から茎を叢生して上部で分枝し、草丈は1〜2m近くになります。茎下部の葉は長い柄があり5〜7に深裂していて、裂片には粗い鋭鋸歯があります。上部の葉の柄は短いか無柄で、葉の裏にのみ短い毛があります。花期は夏〜秋に枝の先端に径10cmほどの黄色い頭状花をつけます。明治時代中期にハナガサギクという名で鑑賞用として導入されましたが、逸出して1950年頃から道端、荒れ地、畑地、河川敷や山地などあらゆる場所で野生化し、現在では外来生物法によって特定外来生物に指定され、許可無く栽培・保管・運搬・譲渡などを行うことは禁止されています。北日本や中部日本の国立公園でも大繁殖し、在来植物の生態系に影響を及ぼすため各地で駆除されています。特に日光国立公園では駆除に力を入れています。
名前は在来種のハンゴンソウSenecio cannabifoliusに似て大型であることに依ります。
学   名 Rudbeckia laciniata 
科   名 キク科
利 用 部 位 開花期の葉
効   能 消炎性利尿、通経
成   分 α-ピネン、リモネン、ゲルマクレン-Dなどのテルペン化合物等


オオハンゴンソウ 新芽

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