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ヒトツバタゴ 別名ナンジャモンジャといわれる雌雄異株の落葉高木で、日本では本州中部の愛知県、岐阜県そして対馬だけに自生する珍木の一つです。朝鮮半島、中国、台湾に分布しています。和名のタゴとは、トネリコを指しますが、トネリコは羽状複葉なのに対して本種は単葉であるためヒトツバとついています。樹高は大きいものでは25mにもなるのもあるそうですが、だいたいは10mほどです。花期は5月、本年枝の先に花冠は4裂し、裂片は細い白い花を多数、円錐花序につけます。雌雄異株ですが、雌花だけをつける株は存在しておらず、雄花の株と両生花の株があるので、雄株・両性花異株ということになります。
環境省レッドリストでは絶滅危惧U類(VU)に指定されている稀少種です。長崎県対馬にはおよそ3,000本の自生があり、国の天然記念物に指定されています。


鰐浦のヒトツバタゴ  (ながさき旅ネット)
学   名 Chionanthus retusus 
科   名 モクセイ科


 ヒトツタバコ 花  果実

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東邦大学薬学部付属薬用植物園