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ウッドベトニー ヨーロッパからアジアが原産地の多年草です。日本には享保年間に渡来し、和名はカッコウチョロギといいます。草丈50〜60cmになり、鋸歯状葉は長楕円形です。茎はシソ科特有の四角形でわずかに毛が生えています。開花期は7〜9月末頃で、30cmほどの花茎をのばし口唇形のピンクの小さな花を穂状につけます。
巻き貝のような根茎を食用とするチョロギの近縁種で姿はよく似ていますが、ウッドベトニーの根は細い髭根なので区別出来ます。
学   名 Stachys officinalis 
科   名 シソ科
利 用 部 位 地上部⇒夏の開花期に地上部を刈り取り
利 用 法 浸剤(カップ1に茶匙1杯)⇒月経痛、片頭痛、神経の緊張に。歯肉炎、口腔潰瘍、のどの痛みにうがい薬として。お産の痛みには厚い浸剤を服用。
チンキ剤⇒特に神経性の頭痛に。関節炎の症状にも。
ハップ剤⇒生の葉をつぶして傷や打撲傷に。 
子宮を刺激するので、妊娠中は使用しないこと。
効   能 鎮静、神経鎮静、穏やかな利尿作用、苦味健胃、脳循環の強壮作用、収斂作用
成   分 アルカロイド⇒スタキドリン、トリゴネリン、タンニン、サポニン


 ウッドベトニー 花 

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東邦大学薬学部付属薬用植物園