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キダチ チョウセン アサガオ 有毒 |
以前はダツラと呼ばれていましたが、現在はナス科ダチュラ属から分離されてブルグマンシア属となり、ブルクマンシアと呼ばれています。近縁種のダツラはチョウセンアサガオといいますが、本種は木のように生ることが名前の由来です。この場合のチョウセンとは異国の意味であって、格別特定の地域を示しているのではありません。 原産地は南米でチリに多く自生しているキダチチョウセンアサガオBrugmansia suaveolensは樹高2mほどになる木質化する多年草です。茎は直立し、よく枝分かれし、大きな鋸歯のある長楕円形の葉です。花期は6〜9月、トランペット型の長さ15cm,径8cmの大きな花を葉腋から下垂します。花色は、淡黄色、淡紅色、白色、黄色などがあり、八重咲きまであって広く鑑賞用として栽培されています。園芸名、エンゼルトランペット(Angel'sTrumpet)の名前で流通していますが、鑑賞用ではあっても、ダツラ属のチョウセンアサガオの近縁ですから、成分も近似しています。全草が有毒なので、取り扱いには注意してください。これとは別に、コダチチョウセンアサガオBrugmansia candidaというものもあって読み方の違いだけかと思われているようですが別の品種です。(参考:独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所) 厚労省のHPに「キダチチョウセンアサガオの中毒事例」が載っていますので、参照してください。 |
学 名 | Brugmansia spp. |
科 名 | ナス科ブルグマンリア属 |
利 用 法 | 鑑賞用、製薬原料 |
成 分 | ヒヨスチアミン、アトロピン、スコポラミンなどアルカイド系 |
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東邦大学薬学部付属薬用植物園 |