Abstract
要旨
近年、AI、特に機械学習や大規模言語モデルの発展により、数学や暗号の研究方法は大きく変わりつつある。AIは定理証明、脆弱性発見、記号計算の高速化などに応用され、従来は人間が主に担っていた探索や検証の一部を補助する存在として注目されている。特に記号計算の文脈においては、こうした応用は単なる実装上の高速化にとどまらず、計算問題の学習のためのデータ生成アルゴリズムとその評価のための新たな理論開発を押し進め、純粋数学、応用数学、計算機科学など多岐にわたる分野に影響を及ぼしている。
本講演では機械学習によるグレブナー基底計算の高速化研究を中心に、機械学習技術の計算代数や暗号解析への応用理論を紹介する。さらに、そこで用いられている基本的な学習理念である、数学問題のEnd-to-End Formula-Driven教師あり学習について紹介し、この学習理念が広く様々な数学問題に活用できること、またその活用に伴って生じる新しいタイプの数学的課題について説明する。
Organizers
世話人
- 土谷昭善(東邦大学理学部情報科学科)
- 長峰孝典(日本大学理工学部数学科)
- 吉野聖人(東邦大学理学部情報科学科)
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連絡先
土谷昭善(akiyoshi "at" is.sci.toho-u.ac.jp)
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本セミナーは以下の助成を受けて運営しています.
- 基盤研究(B)26K00618「格子多面体を通じた可換代数と離散構造の交叉的研究」(研究代表者:土谷昭善)
- 若手研究 22K13890「非特異格子凸多面体に関連する代数的および組合せ論的諸問題の解決」(研究代表者:土谷昭善)
- 若手研究 25K17239「特殊線形群の作用を持つアフィン代数多様体の分類を利用した消去問題の研究」(研究代表者:長峰孝典)