お問い合せサイトマップ

東邦大学医療センター大森病院 消化器内科

東邦大学医療センター大森病院 消化器内科
Toho University Omori Medical Center

より良き臨床医の育成のために

Greetings
ご挨拶

東邦大学医療センター大森病院 松田 尚久

2003年4月、東邦大学の機構化改革により、東邦大学医療センター大森病院消化器内科は旧第一内科消化器グループ(三木一正名誉教授)と旧第二内科消化器グループ(住野泰清名誉教授)とが統合し消化器内科として発足しました。三木一正名誉教授が初代主任教授および消化管学の責任者、肝臓学は住野泰清名誉教授が責任者としてスタートしました。2008年3月、三木一正名誉教授の定年退職に伴い、同年4月より住野泰清名誉教授が第二代主任教授および肝臓学の責任者となり、五十嵐良典名誉教授が消化管の責任者となりました。2017年3月、住野泰清名誉教授の定年退職に伴い、同年4月より五十嵐良典名誉教授が第三代主任教授になり、2022年3月、五十嵐良典名誉教授の定年退職に伴い、4月より松田尚久が第四代主任教授として講座の責任者となりました。

 消化管グループは、内視鏡の診断および治療を積極的に行っています。上部消化管の診断には、内視鏡的超音波検査(EUS)および拡大内視鏡観察を積極的に活用しています。早期食道癌および早期胃癌には、小病変には内視鏡的粘膜切除術(EMR)を2cm以上の病変には内視鏡的粘膜下切開剥離術(ESD)を施行しており、紹介患者数も増加しております。また食道静脈瘤の内視鏡治療および胃静脈瘤の治療を行っています。特に胃静脈瘤に対するBRTOは、全国的にもトップクラスの症例数を施行しています。下部消化管の診断には、拡大内視鏡やNBIを導入し、炎症性腸疾患や早期癌の診断に応用しています。治療に際しては、ポリペクトミー、EMRを主体に行っていますが、扁平型病変に対してはESDを積極的に施行しております。また小腸疾患にはカプセル内視鏡およびシングルバルーン式小腸鏡にて診断を施行しております。膵胆道系疾患に対してはERCPを利用して診断治療を行っています。ERCPを用いてIDUSや経口膵管鏡や経口胆道鏡を行い、粘液産生膵腫瘍や胆管癌の進展度診断を行っています。また超音波内視鏡下の腫瘍穿刺(EUS-FNA)や嚢胞ドレナージを積極的に施行しております。ESWLを併用して総胆管結石や膵石の治療を行っています。また乳頭部腺腫に対しては内視鏡的切除(パピレクトミー)を施行しています。ERCPの症例数は全国のトップレベルにいます。

 このように消化器内視鏡の診断・治療に関しては、十分な症例数と先端の診断・治療を行っています。しかし消化器内科医として必要な腹部超音波検査やCT診断などの画像診断も行っていますし、PTCDや腹部血管造影などのIVRも行っており、総合的な消化器内視鏡医の育成を目指しております。また学位の収得を短期間で目指す方には、大学院への入学をお勧めしています。
 消化器内科の医局の雰囲気は非常に良く、協調性のある意欲的な人材を募集しています。
 東邦大学医療センター大森病院消化器内科への入局希望の方の連絡をお待ちしております。