行動生態学研究室

卒業研究・大学院進学に関するQ&A

本ページでは、本研究室の研究内容や教育活動、卒業研究および大学院進学に関して、これまでに多く寄せられてきたご質問とその回答をまとめています。

研究室に興味をお持ちの学生の方だけでなく、初めて研究室のページをご覧になった方や、大学での研究活動に関心のある高校生をはじめとする進学希望者、研究成果について知りたい方など、多様な立場の方に向けて、本研究室の活動を知るための参考情報として掲載しています。

研究室ではどのような研究テーマに取り組んでいますか?

本研究室では、霊長類などの哺乳類を対象に、行動・生態・社会に関する研究テーマに取り組んでいます。フィールドワークに加え、糞由来のDNA解析も用いた研究を展開している点が特徴です。詳細については、RESEARCHをご覧ください。

卒業研究や大学院の研究ではどのようなテーマを扱うことができますか?

本研究室では、外来種を含む野生哺乳類を中心に、さまざまな研究テーマに取り組むことができます。フィールドワーク(糞などの痕跡調査、赤外線センサーカメラ)、糞由来のDNA解析、動物園での動物行動の観察、鳥類の行動観察など、多様な手法を用いた研究が可能です。

対象種も幅広く、これまでにニホンザル、ニシゴリラ、タヌキ、ニホンイタチ、ニホンノウサギ、ニホンジカ、ニホンカモシカ、アライグマ、ライオン、チーターといった哺乳類に加え、カラスなどの鳥類を対象とした研究も行われてきました。詳細については、MEMBER内の卒業生の研究テーマをご覧ください。

なお、年度によって選択できる対象種や手法が限られる場合もあります。

研究テーマはどのように決めますか?

研究テーマは、学生の関心や問題意識を出発点として、指導教員との相談を通じて決定します。これまでの研究の蓄積や研究計画の進行状況、調査許可の取得状況、フィールドの条件などを踏まえ、実施可能で学術的意義のあるテーマを検討します。

年度によっては、研究テーマや対象種の選択肢が限られる場合もありますが、学生個々の関心を尊重しつつ、現実的な研究テーマを設定しています。詳細な条件や具体的な可否については、研究室見学や面談の際に個別にご説明しています。

卒業研究の配属は、どのように決まりますか?

東邦大学理学部生物学科では、3年生の春学期に、研究室配属に関する説明と個別の面談を実施しています。学生が気になる研究室を訪問・面談したうえで、研究室を選択します。希望者が多かった研究室では、面談の結果を踏まえ、教員が学生を選抜します。

本研究室では、志望理由や研究テーマ、単位取得状況などを総合的に評価しています。卒業研究は、3年次の秋学期から始まります。

卒業研究を進めるうえで、履修しておくとよい講義や実習はありますか?

学科全体として卒業研究配属に必要な講義があります。そのうえで、動物行動学、野外生態学実習、生物統計学などの講義や実習を学んでおくと、研究を進める際に役立ちます。

研究室で必要となる研究手法や基礎的な知識については、配属後の3年次秋学期から学ぶことができます。教員が担当している講義については、LECTUREをご覧ください。

大学院ではどのような研究指導を行っていますか?

卒業研究も含め、学生の主体的な学びを重視した研究指導を行っています。研究の進行状況や個々の状況に応じて助言や議論を行いながら、学生自身が考え、研究を進められるように支援しています。

研究指導を通して、専門的な知識や研究技術の習得に加え、研究成果を発信するためのコミュニケーション能力や、課題を設定し解決していく力など、将来に役立つ基礎的な能力を身につけてもらえるよう工夫しています。

他大学から大学院に進学することは可能ですか?

可能です。本研究室では、研究分野や研究内容に関心があり、大学院での研究を希望する方であれば、出身大学を問わず受け入れています。進学を検討されている方は、出願前に研究内容や受入れの可否について、事前にご相談ください。

入試日程や募集要項については、理学研究科 大学院入試情報をご覧ください。

お問い合わせ・連絡先

東邦大学理学部 生物学科 行動生態学研究室
〒274-8510 千葉県船橋市三山2-2-1 習志野学事部入試広報課 TEL 047-472-0666