東邦大学薬学部|薬用植物園|過去の見所|


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2022年 見所一覧

掲載日 植物名  
2022年
 2022/08/03
 リュウゼツラン


リュウゼツラン リュウゼツラン科

メキシコを中心に米国南西部と中南米に生える多年草。リュウゼツランとあるがラン科ではなくリュウゼツラン科になる。昔は貴重な植物や珍しい植物によくランと名付けた。昔からランは高価で気品のある植物なのでそれにあやかろうとランと名付けたらしい。開花まで早くて30年はかかる。50年や70年に一度の開花と話を聞くが東邦大学では私が43年勤務している間に運よく3回見ることができた。地植えの為成長が早く短い年数で咲いてくれたと思われる。今回も咲いてくれた場所は理学部側のよく日が当たる場所で、2階のベランダから花が見ることができる。この仲間の葉はテキーラの原料になる。近年この仲間が園芸でブームになり数千円から数万円で売られるようになった。※現在、コロナ感染症対策のために入校規制をしております。
 2022/06/09
 ココマグノリア


ココマグノリア モクレン科

中国広東省原産の常緑低木。別名トキワレンゲ、シラタマレンゲ。丸く白い花が咲くが、花弁はあまり開かない。蕾が確認できてから開花までの日にちは長く、開花すると1~2日で花が散ってしまう。花が開き始めたので翌朝見に行くと、厚い花弁はすでに散っていて、シャッターチャンスの難しい花である。他のマグノリアに比べるとかなり成長が遅い。30年ほど前に関東で地植えが出来ると聞き、手に入れた鉢を外に置いておいたら、霜で葉が真っ黒になり枯れてしまった。今ある苗は4年前に小さな苗木を知人からもらったもので、樹高40cm足らずだが、今年やっと5つの花が咲いてくれた。寒さだけ気を付ければ丈夫な木で、殆ど病にかかったことがない。

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