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2018年 見所一覧

掲載日 植物名  
2018年
 2018/11/22 ツワブキ

ツワブキ キク科

この花が咲くと、冬の始まりを感じる季節の花。海岸沿いに生える常緑多年草で、艶のある丸い葉を出し、黄色い頭状花を数個総状につける。この花が咲くと、この時期にしかいないハナバエやハナバチの姿が見られる。若い葉の茎を食用にできる。

 2018/11/16 ダンチク

 ダンチク イネ科

ヨシに似ているイネ科で大型の多年草。高さ4.5mほどに成長し、その先端に花を咲かせる。薬草園にある個体は斑が入り、見た目には派手だが薬用成分が含まれている。本来は無地の葉で大型のヨシのように見える。15年ほど前に、知人から珍しいヨシの斑入りのものが手に入ったともらったもの。育ててみるとダンチクで、薬草として植えている。

 2018/11/14 キク

 キク キク科

秋の花といえばキク、というぐらい代表的な植物。薬草園に植えられているキクは、お茶用にできるキクの種類で、中国が原産。苦みが弱く、ほのかに香りがする。花びらを食用にもできる。見てもよし、食べてもよしの季節の花。

 2018/09/12 パパイヤ

 パパイヤ パパイヤ科 

2月に矮性パパイヤの苗を温室の入り口に地植えしたところ、樹高1mくらいの頃から花が咲き始め、直径約18cmほどの実が10個以上もつきました。樹高は低いが見事な実が成っています。あと1と月ほどで熟します。
実は青いときはサラダや炒め物、スープの具などに、熟したら果物として食べられます。

 2018/09/07 カシグルミ

 カシグルミ クルミ科 

30年ほど前に苗木を植え、今では多くの実がつくようになりました。先日の台風21号で,3分の1くらいの実が落ちました。
あと20日程すると実が熟し、実が割れ自然に種が落ちてきます。

 2018/08/23 ノシラン

 ノシラン キジカクシ科

ヤブランに似ているがジャノヒゲの仲間。大型のヤブランに似た涼しげな白い花を、穂状に咲かせる。日陰や水を好むが、停滞水では根腐れを起こしやすい。古くから公園や庭園で下草として植栽されており、大株になっているものをよく見かける

 2018/08/17 ワタ

 ワタ    アオイ科
アジア中南米原産で、約40種類ほどある。ハーブ園には、実(綿)が白いものと褐色の2種類を植えている。発芽温度は25~30度なので早播きは禁物。5月以降がまき時です。7月頃から急に成長し始め、8月に入ると淡い黄色の花が咲き始める。9~10月頃実が熟し弾けて、綿が現れる。

 2018/07/20 モミジアオイ

 モミジアオイ(白花) アオイ科

夏の代表花の一つ。この花が咲き始めると夏本番。本来は赤い花だがこの花は白花で、この花の種は8年前に購入したもの。実生で増え、今のところ全て白花で固定している。なかなか白花の品種が出来なかったが、今では園芸店でも見る事が出来るようになった。今年は暑いので見頃は今月末までもつかどうか。午前中で花が萎む1日花。

 2018/06/06 アジサイ

 アジサイ アジサイ科

6月の代表花の一つアジサイ。アジサイの花が咲くと梅雨入り真近で、タチアオイと並ぶ梅雨の花。装飾花が青く目立ち、古くから品種改良されていて、現在では毎年新種が発表される。色変わりから八重咲など、数限りなく発表される。見ごろは6月上旬ごろまで。

 2018/05/10
イワガラミ

 イワガラミ アジサイ科

今年は他の植物と同じように、イワガラミも例年より1週間ほど早く花が咲き始めた。蔓性のアジサイの仲間で、山野に自生する。我が東邦キャンパス内に有るイワガラミは、30年ほど前に一枝入手し、挿木をして育てたもの。ヒマラヤスギやラクウショウ、モミジバフウに絡ませ毎年花を楽しませてくれる。

 2018/05/01
コゴメウツギ

 コゴメウツギ バラ科

細かな小さい白い花を、木全体が白く見えるほどたくさん咲かせる。ウツギと言えばユキノシタ科やアジサイ科だと思う人が多いと思うが、コゴメウツギはバラ科の植物になる。木丈は1.5mほどになる落葉低木。葉の無い姿もまた綺麗で、近場では筑波山などで見ることが出来る。

 2018/04/24
ヒイラギソウ

 ヒイラギソウ シソ科

ここのところの急激な温度上昇で、南風が吹く日も多く、例年より1週間ほど早く色付いた。葉がヒイラギの葉に似ていることからこの名前が付いた。花はシソ科にしては大形(1.5~2cm)で青紫色をしている。近い所では、数は少ないが筑波山で見ることが出来る。準絶滅危惧種の一つで、増えやすいのだが、宅地開発や乱獲によって減ったものと思われる。
 2018/04/17 トビカズラ

 トビカズラ マメ科

今年は例年より1週間ほど早く咲き始めた。先週は強風の日が多かったので蕾が落ちないか心配をしたが、見事に花が付いてくれた。地味な花だが、独特な綺麗さが有り、蔓幹から直接花穂を垂れ下げて咲く姿は見事。匂いは独特で石油の匂いに似ている。
 2018/04/04 オキナグサ

 オキナグサ  キンポウゲ科

今年は気温の変化が激しく、1月頃からぽつぽつと咲き始め、3月 下旬に急に暖かくなり見頃を迎えた。下向きの黒紫の花もいいが花後の翁のような白い姿も風情があり、名前の由来もここから来 ている。キンポウゲ科の有毒植物なので取扱いには気を付けたい 。
 2018/03/28 アミガサユリ

 アミガサユリ ユリ科

緑色の花はあまり目立たないが、よく見ると花の内側に模様のある美しい花を咲かせる。花は下を向いており、通常3~8個咲くが、中には20個もの花を咲かせるものもある。
我が植物園では、花弁が細く変化した個体を見ることができ、これは約20年ほど前に突然変化した1つの個体から増やしたもの。
 2018/03/15 サンシュユ

 サンシュユ  ミズキ科

今年は寒さが厳しく開花が15日ほど遅れている。黄色い小さな花を球状に咲かせる。春早くに咲く花は虫たちが少ないため、虫媒花にとっては厳しい条件ですが、うまく行けば秋には真っ赤なグミに似た実を付かせてくれる。虫が少ないこの時期、ハナアブが蜜を吸いにやってくる。薬用で果実を使用する。
 2018/03/08 クリスマスローズ

 クリスマスローズ キンポウゲ科

クリスマスローズ(ヘラボレス)が見頃を迎えている。今年は寒さが厳しく、3月に入り暖かくなったのでやっと見頃を迎えた。
例年なら12月の下旬ごろから咲き始めるのだが、今年は2月に入ってから開花しはじめた。12月頃から花屋さんで見かけるが、これは花を早く咲くように開花調整されたものです。花持ちが良く、長く観賞することができる冬の花。
 2018/02/28 フキノトウ

 フキノトウ キク科

フキノトウに勢いがない。例年ならもう少し降水量があるのだが、今年は雨が少ないために茎が伸びてこない。通常は1月下旬頃に伸び始めるが、今年は寒さが厳しく、最近やっと芽が動き始めた。花茎が伸びきると30㎝位になるのだが、今年は20㎝位にしかならないと思われる。
 2018/02/23 フクジュソウ

 キンポウゲ科

早春の花の代表花の一つフクジュソウ。早春に咲く縁起を担ぐ花としても知られている。我がキャンパス内では2月下旬頃から咲き始める。正月用に飾られる花は殆どが温度調節をして早く咲かせる場合が多い。キャンパス内に有る品種は福寿海(フクジュカイ)といい、染色体が3倍体のために種子ができない。福寿海の特徴は、花が大きくなり花弁数が多い。有毒植物で数年に1回フキノトウと間違え中毒を起こす事故がある。取扱いには注意をしたい。
 2018/01/22 キダチロカイ(キダチアロエ)

 ススキノキ科  

年末から2月にかけ、赤桃色の花を総状花序に付ける。民間薬で医者いらずとも言われ、色々な使い道がある。当園では約30年前に植えた頃は、路地植えにすると冷害により育たなかったが、今では花も観られるようになった。これも温暖化の影響なのだろう。嬉しい反面複雑な感じもする。
 2018/01/12 シモバシラ

 シソ科 

年が明け、夜明前にやっと-3℃になった日に、シモバシラの現象が2度ほど見ることができた。これから2月にかけ、冷え込んだ朝には何度かこの現象を見ることができる。毎回同じではなく違った表情を見せるので楽しみにしている。ただ、陽が当たると溶けてしまうので、綺麗に見られるのは9時頃までが限界。

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