東邦大学薬学部|薬用植物園|過去の見所|


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2017年 見所一覧

掲載日 植物名  
2017年
2017/12/22
 イッサイユズ


ミカン科 

ハナユズともいい、実はユズより小さく、ホンユズでは結実まで8~12年かかるところを、3年ほどで実がなる早なり種。実付きもよく手入れも簡単なところから、鉢植えなどで観賞用として楽しまれる。実は小さいが、ユズのように利用できるため、道の駅などで販売されている。正月にかけて実が楽しめるので、近年ではホームセンターなどで販売されるようになっている。
2017/12/12

 ヤツデ


ウコギ科 

半日影を好み、晩秋から初冬にかけ,球形の小さな花を円錐花序に咲かせる。ハナアブやハナバエが蜜を吸いに集まり、冬から春にかけて実が熟して黒くなる。葉は大きく掌状に切れ込み、八つの手でお金を集めるなどと縁起物として扱われ、昔は一家に1本は植えられていた。近年斑入り種なども出てきて、観賞用として鉢植えなどで楽しまれる。
2017/11/22


オリーブ 


モクセイ科

地中海沿岸を代表とする常緑樹。園にあるオリーブの木は、約25年前に植え、7年後に実を付け始めました。
一株で実が生る品種で、剪定を兼ねて実を収穫しました 。オイルを採るには量が少ないので塩漬けにしようと思 います。
オリーブの実はそのままではアクが強く、一口かじって みましたが渋くて食べられません。アク抜きには、伝統的な方法では水や岩塩を使用していましたが、とても時間と手間がかかります。今は苛性ソーダを使用してアク抜きの時間 を短縮しているそうです。
食塩のみでは2か月~半年はかかるそうですが、園のオリーブの実は貴重なので、じっくり漬けてみようと思います。
2017/10/19

フジバカマ 


キク科  

夏の終わりから秋にかけ、時によっては霜が降りても咲いている。近年、宅地開発や乱獲によって自生地が減り、絶滅危惧種になってしまった植物。フジバカマがまだ自生していると聞いて見に行くと、近縁種のヒヨドリバナであることが多くがっかりさせられる。渡りのチョウ、アサギマダラが好んで訪れる花としてよく知られ、観賞用によく植えられている。園芸種で白花や洋種も売られている。
今では自生種より栽培種が多くなってしまった植物の1つ。大事に自生地を守っていきたいものです。
2017/09/01

メキシカンスイートハーブ/リッピア


クマツヅラ科 

5年ほど前から園芸店などで売られ始めた甘味料になる植物。ステビアが良く知られているが、ステビアよりも甘味が強いと言われ、ステビアは蔗糖の300倍、リッピアは1000倍の甘さがある。地面を這うように生長し、初夏~秋にかけて、楕円形の太く短い穂状花序を次から次へと付ける。日当たりが良く水はけの良い場所を好む。秋に堀上げて寒さ除けをして保護する。
2017/08/02

オミナエシ


スイカズラ科 

秋の七草の一つで、黄色い小さな花が冠状に咲く。全草を乾燥させ薬用にする。昔は普通に野原や草原で見られたが、今では自生地は限られた所にしかなくなり、園芸店の店先で見られるようになった。品種改良によって、背丈の低い品種も出回るようになっている
2017/07/06

ヒメガマ


ガマ科

日当たりの良い湖沼、河川、ため池や田の淵などに生える多年草。近縁種にガマ、コガマがある。ガマの穂はよく見かけるが、花期は今の時期だけで、ほんの数日しかない。地味な花で上部に雄花、下部に雌花が咲く,見た目が細いガマ。
2017/06/21
クガイソウ


オオバコ科

山地から高原にかけて生える、高原花の代表種の一つ。以前はゴマノハグサ科だったが、植物APG分類法によりオオバコ科に代わる。3~8枚 (通常4~6枚が多い) の葉を輪生し、小さな青紫色の花を総状花序で長円錐形に付ける綺麗な花。希に桃色花や白花がある。我が園ではチョウをはじめ、ハナアブやハナバチ、カメムシなどの虫たちがよく集まる。
2017/05/26
ミソハギ


ミソハギ科

別名ボンバナやショウリョウバナともいわれ、夏に咲く花の代表種。花期が長く、赤紫色の花を穂状につける。日当たりの良い湿地、田や湖沼の淵、湿った河原などを好み、ウォーターガーデンやビオトープに植えられる。近縁種にエゾミソハギがある。
2017/05/19
カギクルマバナルコユリ


キジカクシ科

通称クルマバナルコユリ。中国原産のナルコユリで、日本のものとは形態が違い、葉が互生に対し輪生で花も小さめである。
近年、輪生が珍しいのか、園芸店でたまに見かけるようになった。
2017/05/08
ヒトツバタゴ


モクセイ科

小さな白い細長い4弁花を日当たりの良い枝上にびっしりと付け、一見白い枝があるように見える。別名ナンジャモンジャでも有名になり、公園などでも見かけるようになった。
2017/05/02
タイセイ


アブラナ科

4弁の小さな花が上部に多数つけ,黄色いジュウタンのように見えてとても目を引く植物。葉は古くより青色染色の原料に使われ,薬用にも使われる。
2017/03/21
アブラチャン


クスノキ科

山地、山沿いなどに生える落葉低木。早春に黄緑色~黄色の小さな花が球状に咲く。似た仲間にダンコウバイやクロモジなどがあり、いずれも良い香りがする。生け花やお茶花などにも使われ、庭木などでも楽しめる。
2017/03/14

ボケ


バラ科

中国原産の落葉低木。古くから薬用、鑑賞用として栽培され る。品種が多く愛好者も多い。花は基本、赤色だが赤色~白色まで変化に富み、一重~八重 咲きまで多種ある。庭木、鉢植え、又は生垣として使われる 。
2017/03/07

クリスマスローズ


キンポウゲ科

ヨーロッパ原産の常緑多年草。明治初期に観賞用として渡来する。近年クリスマスローズブームで多種多様の花が見られるようになり、高値で取引される品種もある。たまに中毒例がある毒草で、取扱いに注意したい植物の一つ。成長期が冬で、休眠期の夏に水を与えすぎると枯れてしまう。
2017/02/28
フクジュソウ


キンポウゲ科

北海道、本州、九州の温帯に分布する多年草。春早く咲く縁起物、古典園芸植物としても楽しまれている。しかしその反面、有毒植物で、数年に1度フキノトウと誤食する中毒例が報告されている。花は綺麗だが、取扱に注意したい植物の一つ。日が当たり暖かくなると、花が開きとても綺麗な黄色で目を引く。早春の花で5月には草の姿もなくなり、休眠に入る。
2017/02/07 ツバキ


ツバキ科

本州の北端から琉球列島を経て台湾の一部にまで分布する常緑高木。葉は楕円形~卵形長楕円形。花は赤や淡紅、白色で枝先に付く。花弁は5~6枚で雄蕊は合着して筒状になる。花に変化が多く、古くより品種改良され多くの品種がある。栽培されるツバキにはユキツバキやトウツバキなどの雑種も含まれる。
2017/01/27 スイセン


ヒガンバナ科

和ズイセン、洋ズイセンがある。和ズイセンは地中海沿岸の原産で、日本へは中国から伝来し関東地方以西の暖地の海岸近くに群生する球根植物。洋ズイセンはフランス、ポルトガル、スペイン原産で、明治末頃に観賞用として渡来する。一般的に和ズイセンは匂いが有り洋ズイセンは匂いがないものが主。和ズイセンの方が早い時期に咲く。
2017/01/11 スノードロップ


ヒガンバナ科

南ヨーロッパ、コーカサス原産。観賞用として昭和初期に渡来した小型球根植物。場所によっては11月下旬より咲きはじめ、花の寿命が長く楽しめる。花は白色で3枚の外花被が長く、内花被はその2分の1位の長さで、先端近くが緑色になる。可愛らしく綺麗で人気が有り、広く栽培されるが有毒なので取扱いには気を付けたい。


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