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研究内容
1. 目的
2. ケージド化合物
3. シグナル伝達
4. 神経伝達
5. 遺伝子機能
6. タンパク質
7. 2光子励起
8. 論文など
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研究内容

3. シグナル伝達を光で制御する

セカンドメッセンジャーのケージド化合物として、cAMP、cGMP、ジアシルグリセロールおよびアラキドン酸のケージド化合物の合成にも成功した。それぞれの構造を図に示した。合成法の最適化、光反応性の検討および酵素反応の光制御能等を明らかにし、さらに、cAMPに関しては、様々な細胞内への導入法に対応できるように、膜透過性のものと水溶性が高いものを合成した。膜透過性誘導体はメダカの色素胞へ導入し、cAMPが関わるシグナル伝達系を光照射によって繰り返し制御できることを確認した。また、水溶性誘導体をパッチピペットによって単離嗅細胞に導入し、匂い感知後のシグナル伝達を光照射によって再現することも可能であった。もちろん、ただ再現するだけではない。Bhc-ケージドセカンドメッセンジャーを活用することで、シグナル伝達のカスケードを止めて、光照射によって、任意の場所で任意のタイミングでスタートさせることができるのである


お問い合わせ:東邦大学理学部生物分子科学科 古田寿昭
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