情報代数学

6:有限生成加群の構造*

$R$加群$M$が有限の生成系を持つとき,有限生成であるという. 有限生成$R$加群全体がどうなっているか,つまり有限生成$R$加群を分類したいというのが加群論の一つの目的である.最も簡単な場合は$R$が体のとき,つまり有限次元ベクトル空間である.実際,線形代数では体$R$上の有限次元ベクトル空間は,ある非負整数$n$を用いて$R^n$と同型であった.これを$R$がPIDのときに拡張していく.